麻生城跡
椎の大木に囲まれ、霞ヶ浦を一望できる羽黒山公園は、鎌倉時代に常陸大掾氏の一族行方忠幹の孫、家幹が築いた麻生城(別称羽黒城)の跡である。

忠幹の子景幹は、元暦元年(1184)源義経に従って、屋島の戦で戦死し、その所領は四人の子に譲与された。長子為幹が行方(後に小高に移る)、二子高幹が島崎、三子家幹がこの麻生、四子幹政が玉造に城を築き、それぞれの地名を名字として、武威を振るった。

この子孫は、『行方四頭』とよばれ、中世を通じて行方郡の中心勢力となった。

しかし、戦国時代になって、常陸大掾家統制力が弱まると、同族間で抗争し、麻生城主之幹は天象十二年(1584)、同族の島崎安定に攻められ、滅亡した。

周囲の土塁、空濠などに当時の面影を残している。

 
 公園案内図
 

〒311-3832 茨城県行方市麻生1221 TEL0299(72)0520 FAX0299(72)0634