島並の熊野神社
祭神に伊弉諾命(いさなぎのみこと)・伊弉冉命(いさなみのみこと)・素戔鳴(すさのおのみこと)の三神をまつるこの神社は、熊野大権現と称したが、明治三年(1870)熊野神社と改称された。熊野大権現は応永元年(1394)領主の島並氏によって創建されたと伝えられるが,天生九年(1581)島並幹国らによる造営の棟札もある。万治元年(1658)社殿を焼失、現在の社殿は翌二年に麻生藩主新庄氏の支援により竣工したものである。
 
 熊野神社本殿  県指定有形文化財建造物 本殿及び棟札八枚
本殿は一間社流造の銅版葺、建築様式からみてすぐれており、周囲の絵様繰形は江戸時代初期のものである。万治二年の棟札が現存し、遺構例も少ないこの時期のものとして注目され、平成7年一月に本殿と棟札八枚が県文化財に指定された。零 祭は十一月二十三日、ほかに一月一日と六月二十三日の御盛替神事がある。古来から航行の安全に霊験が著しいと伝えられている。
 
 熊野神社周辺
神社の周辺は島並熊野自然環境保全地域特別地区に指定されています。

この地域は、スダジイの純林とともに、林内にはヤブツバキ、ヒイラギ、モチノキ等の暖地性常緑広葉樹がみられ林床には、シダなどの植物が多数生育しています。東側や南側のアカマツ林の中には、コナラ、シラカシも育っています。また、常緑樹を食樹とするアゲハチョウの種類が多く生息し野鳥、昆虫が豊富に確認される貴重な地域です。

 

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