アサザは霞ヶ浦や北浦で、夏になると花を咲かせる「ミツガシワ科」の水草です。霞ヶ浦を代表する植物ですが、絶滅が心配される希少種でもあります。
 毎年春になると、5cmほどの葉が伸びてきて、湖面一杯に広がります。7月になると、黄色い花を咲かせ8月後半にはほぼ満開となります。満開時は遠くから見ると黄色い島が出来たように、鮮やかな彩りで湖畔を賑わします。花びらは午前中に開きますが、午後には閉じてしまい、神秘的な植物でもあります。ただ毎年満開にはならず、その年によって花の数も違っているようです。10月頃になると、葉も枯れて湖面には見られなくなります。しかし、毎年少しずつではありますが、その範囲を広げています。

 以前の護岸工事により、台風などで大きくうねった波は堤防にぶつかり、その波は戻り波となり、水草を揺すりちぎってしまいました。浅瀬に生える植物たちは、ほぼ全滅のように姿を消しました。

 現在は、人工的に砂浜を造ったり、消波ブロックを設置し保護しています。その影響で、ここ数年浅瀬に植物が戻ってきています。一部大きくなったアサザ群も、見られるようになりました。これからますます広がって、霞ヶ浦北浦一面を彩ってほしいと思います。

 

〒311-3832 茨城県行方市麻生1221 TEL0299(72)0520 FAX0299(72)0634